ちょっと前までね

α7 IIIが今年中に出るワケないよね

というブログを書こうとしてたんですよ

何故かと言えば

それを出してしまえばα9が売れなくなるから。

高くても仕方なくα9を買ってくれてる現状で

わざわざα7IIIを出すわけないって思ってたんですよ。

ところがまさか

α7 IIIどころかα7R IIIを出してくるとは。

それも

α9よりも安く

α7R IIの発売時の値段よりも安く。

これ

よっぽどこのことが無い限り

もうα9を買う人はいないんじゃないかな。

それどころか

α9を買った人たちも恨んでそう。※そんなことは無かった事実が追記1にあり

なぜなら

α9の機能のいくつかは

普通の人が使うにはオーバースペックな部分があり

α7R IIIは、そういったオーバースペックな部分を普通レベルに落とし

それでいて画質はα9超え、たぶんD850を超えるか超えないかってレベルに達している。

これはどう考えてもα7R IIIを買うよね。

α9よりもα7R III安い理由を考えると

まず

電子シャッター時の歪みが旧機種であるα7R II並に発生すること。

これはまあ、機械式シャッターで対応できるし機械式シャッターの耐久力も50万回程度あるので、そこまで問題ないかなぁ。

2つ目に

連射の最高速はα9の20コマ/秒に比べて半分の10コマ/秒(ライブビュー時は8コマ)に下がる。

これも、よっぽどの人じゃない限り十分早い。

というか

メカニカルシャッター時はα9は5コマ秒なのに、α7R IIIは10コマ/秒だから、むしろありがたいよね。

3つ目に

オートフォーカスポイントの範囲がα9よりも狭い。

α9は位相差検出方式AFの範囲が、ほぼ画面いっぱいですが

α7R IIIの位相差検出方式AFの範囲は、α9に比べたらだいぶ狭い(α9は画面の93%、α7R IIIは画面の68%)。

ただ、狭くなったからと言って普通のデジタル一眼レフの範囲よりは広い。

下記の図は、α7R IIIとD750のAF範囲を比べたもの

SONY公式から拝借しての手作りなので正確性に欠けるが、大体の雰囲気をつかみ取ってほしい。

緑の大量の四角がα7R IIIの位相差検出方式AFの範囲

その中の白と赤の四角がNikon D750の位相差検出方式AFの範囲

私が使用しているD750では、ポートレート撮影の時にAFポイントが瞳の位置に届かず大変な思いをするが

α7R IIIの範囲なら通常のポートレート撮影でほぼ問題なく範囲内に瞳が納まると思う。

仮にα7R IIIの位相差検出方式AFの範囲に瞳が納まらない構図だったとしたら

無理矢理α7R IIIの位相差検出方式AF範囲内に瞳を納めて画素数に頼ったトリミングをしてしまえば

それでも同じ構図でα9と同じ画素数と同等か、それ以上にはなるんじゃないだろうか。

ちなみにコントラストAFの範囲はα9とあまり変わらないが

私は瞳AFをAF-Cで使うだろうから位相差検出方式AFの範囲が大事になってくる。

この位相差検出方式AFの範囲がα9よりも大幅に狭いことが気に入らないのであれば13万円高くてもα9を選ぶ理由になると思う。

しかし

私の場合は、この範囲でも十分すぎるほど便利。

4つ目に

バッファ容量

α9でRAW240枚程度でα7R IIIはRAW76枚と書いてあるが

画素数を考慮するとバッファの容量はα9の70%ぐらい?

それでもRAWで連射70枚超え(非圧縮RAWは28枚)は、よっぽどのことが無い限り十分すぎる。

この4点のスペックダウンと約13万円の差額のトレードは

α7R IIIにだいぶお得感を与えてると思う。※残念ながらそうではなさそうな理由が追記1にあり

それでいて

4000万画素超えローパスフィルタレスの超高画質

フリッカーレス撮影機能

ピクセルシフトマルチ撮影

4K HDR動画

S-Log3対応

などなどα9超えの部分もあり

なぜα9より安いのか、信じられないぐらい。

ただ

気になる点もある。

防塵防滴はどうなんだろう?

雨の日にも撮影するので、防塵防滴は無いそれだけで選択肢から外れてしまう。防塵防滴でした。良かった。

AF性能は結局のところα9と同じ性能ってわけにはいかない?

公式の説明をどう読むか難しいよね。

α9のアルゴリズムをα7R IIIのAFセンサーに乗っけただけで、α9と同じAFセンサーではない?

ただ、旧α7R IIよりも暗い場所でAFが合うから、α7R IIと同じAFでもない?

暗い場所でもAF性能はα9と同じ数値-3EV(AF-Sの時だけ?)

動体および瞳AFの追随能力はα7R IIの2倍だけど、α9ほどではない感じになるのかな。※α9の瞳AFとはだいぶ性能の差がありそうな話が追記1にあり

公式の動画が実際の瞳AFの動きであるなら

十分なAF性能だとは思うけどねー

α9とのAF性能の差は結構重要なポイントになるね。

追記1:興味深い動画が出てきました。

この動画の意味は、投稿者の発言から察するに

α7R IIIの瞳AFは、シャッターを押すまでの間の追従性能は素晴らしい。しかし、シャッターを押すと(ブラックアウトするから?)瞳を追いきれなくなる。

瞳AFを使い、激しく動きながら(もしくは激しくブレながら?)の連射では、瞳AFの追従の信頼度は下がるのかな。

これがα9だと、連射中でも瞳AFが余裕で追い続けて処理してくれるらしい(ホントか?)。

そういえば、公式の動画では瞳AFの追従のシーンは流れてるけど、シャッターを押す瞬間がない。

シャッターを押して、ブラックアウトした後の瞳AFの挙動を見せたくなかったのだろうか。

もし、これが事実だとしたら

α9との瞳AF性能の差は、結構大きい。13万円差も納得。

ただし

人物撮影メインのカメラマンは連射をしない人が多い。というか、連射を嫌いな人が多い。撮影のリズムが狂うからとかなんとか。

そういう人にとっては、シャッターを押すまでの追従性能が優秀であれば良いのかも。

つまり

α7R IIIの瞳AFで十分、画質がα9より大幅に上なα7R IIIの方が良い

ってなるのかな。

まあ

α7R IIIの瞳AFの追従性能が優秀だったとしても

動きの中でタイミングよくシャッターを押すには

ファインダーや背面液晶のタイムラグがほとんどないことが必要になってくるんだけど

α7R IIIのファインダーや背面液晶のラグはどれぐらいなのか、気になるね。

α9は、そこらへんのラグに関しても優秀だったもんね。

瞳AFをやめて顔認識に切り替えればα7R IIIでも連写中の追従性能は高い?どうなの?

※追記2:

こちらのリンクですが、ギズモードがα7R IIIで瞳AFを使い連写でバレリーナ?と撮ったものです、たぶん(英語解らないので)。

EXIFを観ると絞りがF9だったりF10だったりF11だったりで、もうちょっと浅めに撮ってくれた方が解りやすいんだけどなあ

とは思うんですが

オリジナルファイルをダウンロードしてピントを確認する限り、かなりの確率でピントが合っているように思います。

一番大きく動いた時は3枚目から4枚目でしょうか。コマ間で顔の位置が速く大きく下にさがったので、移動スピードが速かったんじゃないかと推測。

4枚目は瞳を閉じてるので解りにくいですが、ピントは問題ないのかな

って思いますね。

ずっと連写し続けたであろう18枚目なんかも、ばっちりピントが合っている気がします。

ここまで絞ってるテストもずるい気がしますが

全体を通して、連写時の瞳AFのピントは実用レベルでちゃんと追いかけることができている気がします。

なので、追記1で私が書いたことは

α9に及ばない事実があったとしても、ちょっと意地悪過ぎるテストであり

α9との値段差=AF性能の差

は確実に存在しますが

ポートレート撮影において

AF-C時での瞳AF使用時の連射撮影は、実用レベルでほぼ問題なしなレベル

と言っても良いんじゃないかなあ

って、このテストを見る限り、思いました。

なら

買いですね

追記3

うーむ。

やはり、連写のブラックアウトによる、AF-C時、瞳AFの動体追従能力は判断が難しいですねえ

ブラックアウトすると、その後の瞳AFは確実に遅れてる。日常の動作、普通のスピードで首を横に振るぐらいでも。

連写時の瞳AFは

それが

ファインダー上や背面液晶の表示が遅れているだけで、実際はピントが瞳に合っている写真が撮れているのか

瞳にピントが合っていないのか。

とはいえ

ポートレート撮影に連写は邪道

って考え方の人にとっては、問題ない話なんですよ。

少なくともシャッター押す前の瞳AFの追従能力は、どこの動画を見てもほぼα9レベルですから。

それでローパスレス4000万画素超の画質はですね

D850でその凄さを実感しているだけに

α9よりもα7R IIIを選ぶ動機として十分すぎますね。

クロップして1800万画素程度ってのもフルサイズ4000万画素超級の強味で、積極的にクロップを使う気になる。Webに載せる写真ならクロップをアテにして持っていくレンズの数を減らせますね。

とにかく

発売日に購入しないと我慢できない人以外は

実際に発売されてからのレビューを待った方が

α9かα7R IIIかの判断がしやすいでしょうね。

ただし

予約して発売日に買わない場合は

2017年中に買うことはたぶん不可能でしょうね。相当売れるでしょうから。

実際に発売されてからのレビューを見て買う人は

2018年以降になりますよ、ってことでしょうね。

追記4

今のところα7R IIIの瞳AFでAF-C連写時のAF追従性能が最もわかりやすい記事がマイナビニュースにあった。

瞳AFでスタートし、お姉さんにクルっと回ってもらった連続写真

これを原寸大ですべてダウンロード

EXIFを観ると、55mm F2.5 1/800秒 ISO800と、被写界深度が浅めでシャッタースピードが速めなので被写体ブレが少なくピント合ってるかの参考にしやすい。

015ll.jpgからスタートと考えればよいのだろうか?スタートなら当然だけど瞳にバッチリピントが合っている。

016ll.jpgから瞳が隠れるが、そうなった時にどこにピントがあるのか解りづらい。瞳が無い時は瞳AFを切らないとダメかもね。

次に瞳が見え始めるのは020ll.jpgなのだが、ここですぐにピントが合ってるのは奇跡としか言いようがない。偶然瞳のある位置にピントがきてたのかα7R IIIの性能なのか謎。

しかし、021ll.jpgで瞳にピントがきてるのは確実にα7R IIIの性能だと思う。この瞳AFの復帰の速さは凄いとしか言いようがない。

022ll.jpg 023ll.jpgとピントを外してるのがリアル。そして024ll.jpg 25ll.jpgにまたピントが合ってるので、α7R IIIの瞳AFの性能はポートレート撮影現場で余裕で通用すると私は考えます。

26ll.jpg 27ll.jpgは微妙に甘いか。28ll.jpg 29ll.jpgも甘いが、これは目を閉じているせいなのか解らない。

30ll.jpgからまた後ろ向きになりピントがドコにあるか謎。瞳AFなのに瞳が無いんだから仕方ない。

35ll.jpgからまた瞳が表れる。ここではまだ瞳にピントは合わない。36ll.jpgでもまだ合わない。37ll.jpgでもまだ合わない。

38ll.jpgで瞳にピントがバッチリ合う。瞳が見えてから4枚目でピントが追い付く。※これは多分、連射をしていなかったらもっと早い位置で瞳を捉えていたでしょう。ブラックアウトすることによりAF-C連射時での瞳AFの追従性能がα9より劣るだけで、シャッターを押す前までの追従性能はα9並だというイメージです。

39ll.jpg 40ll.jpgも合格点。

41ll.jpg 42ll.jpgはバッチリ。43ll.jpg 44ll.jpg 45ll.jpgもほぼバッチリ。

46ll.jpgは甘い。

瞳が見えてる写真は32枚中24枚。その中で瞳が開いているのが22枚

そのうち、ピントが瞳にきていて使える写真は13枚。

ヒット率6割

個人的には瞳AFは十分な性能かと思う。

これだけ動き回ってピントが合ってる時の画質のキレの良さ。

α7R IIIは、ポートレート撮影をメインにする人には最適で、それ以外の用途でも大体はこなせる万能機だと思う。

とはいえ

瞳AFについてだけで追記が4にもなり、私の中で評価が二転三転しています。

動作している動画を信じるか、撮れた写真を信じるか

といったら、それは撮れた写真を信じるのが普通ですが

実際に連写で撮ったかどうかとか解らないですからね。

現時点では瞳AFの動体に対する追従性能は信じて良さそうな気がしますが

より確実な情報を待つのであれば

発売日以降の一般ユーザーのレビューを待つのが良いんだろうと思います。