AI絵師の台頭で絵画と写真の立場が逆転する?

まったく個人的なイメージでしかないのですが

絵画に比べると写真は軽く見られがちな印象です

才能がある人以外はまともに描くことが難しい絵に比べると

カメラさえあればだれでも撮れる写真は軽く見られがちなのでしょうか。

絵を描く手間に比べると写真の手間は簡単と思われてしまうのもあるでしょうし。

ただ最近

AIで絵を描けるというニュースを見て

もしかして絵画と写真の立場が逆転するのでは?

と想像しました。

凄い才能の方が描く絵とAIが描いた絵の境界線が曖昧になることにより人間が手作業で描いた絵の価値が下がっていくかもいしれない。

例えば

手作業で描いたとしても

隠れてパソコンでAIを使い

AIが描いた絵を元に手作業で絵を描き

その絵が「素晴らしい」と評価されたとして

後々、その絵の元ネタがAIの描いたものだと解ったら

その絵の価値が下がったりするとか。

つまりもう

人間が描いたのかAIが描いたのか判別が難しくなり

絵の価値が下がっていく

みたいな。

写真の場合

その写真が素晴らしく「撮って出し」だった場合

その価値は揺らがないんですよね

確実にカメラマンや写真家の実力として評価される。

別の言い方をすれば

AIと差別化するためにも

「撮って出し」の評価が上がって

RAW現像等された写真の価値は下がっていくのかも。

そういえば

2015年でしたっけ

ロイターが「撮って出しJPEG」以外の写真は認めない

という方針になりましたが

その方向性がAIの台頭により加速されていくのかも。

写真も

人間が撮ったかAIで作られたものか解らない

という問題が出るかもしれませんが

なんというか

「撮って出しです」という証明は

絵よりも確実に証明できると思うんですよね。

絵は、

上に書いた通り

どの段階でAIが使われたのか証明が難しい。

チェスの大会でAIが使われていたのか問題となりましたが

その証明が難しい以上に

絵がAIのアイデアなのか人間のアイデアなのか

証明するのは難しい。

また

これも上に書きましたが

写真は撮るのは簡単で絵は難しい

というのが

写真が軽く見られがちな原因だとして

AI絵師が出てきたことにより

逆に

絵を描くことが簡単になり

「この写真を撮るのは難しい」となって

絵の価値が下がっていくかも。

もちろん

今すぐではないでしょう

まだまだ

人間の才能により描かれた絵とAIによって描かれた絵のひらきはあると思います。

ただ

AIが進歩していけばいくほど

絵の価値は下がっていくのではないか

あくまで私個人の感想でしかないですが

そう考えてしまいます。

写真は

AIの技術が進んで写真と変わらない絵が作られたとしても

「この写真は現実である」というのがあるかぎり

一定の価値を保ち続けると思うんですよね。

だから

というワケではありませんが

今のうちから

撮って出しで素晴らしい写真が撮れるようにしておく方がいいのかもしれません

そのために必要なことは

新しいカメラを買う

ことではなく

いま持っているカメラが

どんな特性を持っていて

どんな絵が出てくるのか

隅々まで理解し使い倒すことなんじゃないでしょうか

 

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