GODOX AK-R1 が使えるとライティングの幅が広がって便利で
普通のスピードライトであればGODOX S-R1を使って使用することができるのですが
小型のTT350では、S-R1を装着することができずGODOX AK-R1 を使うことができませんでした(GODOX S-R1を改造して使っている人もいますが)。
しかしつい最近
その問題を解決できる商品が登場しました
です
なので購入して使ってみました。
基本、GODOX AK-R1 のアクセサリー類は使えますが
小さい欠点と大きい欠点があります
小さい欠点はROGUE ラウンドフラッシュアダプター/スモール にGODOX AK-R1 のアクセサリーを装着すると、少し遊びがあり
中心からズレる可能性がある、ということです。
ただ、運用するうえで「照射範囲がズレて使いにくい」ということはなく、私の感想では問題有りませんでした。
大きい欠点は
ROGUE ラウンドフラッシュアダプター/スモール が重いということです。
重くて持ち運ぶのが大変、ということではありません。
作りがしっかりしている良い点の裏返しとしての重みがあります。
この重みが
TT350のバウンス機能に影響を与えます。※下記の「重さでクリックでの角度が保持できない」という話は、新品だと大丈夫な時もあります
TT350のバウンス機能は
下に-7°傾けることができ
上に90°まで動かすことができ、0°、30°、45°、60°、75°、90°にクリックがあります。
TT350にROGUE ラウンドフラッシュアダプター/スモール を装着すると
GODOX AK-R1 のアクセサリーによっては
重さで0°を保てず下を向いてしまうことがあります。
スヌートやドームディフューザーあたりが要注意ですね。
-7°まで下がることはないですが、0°よりは下がることが多々あります。
また、30°のクリックも重さで効かなくなり水平(もしくはそれ以下)まで下がってきてしまいます。
クリックのない中途半端な角度でも、その角度を保つことはできず
クリックのところまで下がってきます。
左右の動きに関しては、縦構図の場合ですが
クリックの位置では止まりますが、クリックのない中途半端な角度で保つことはできず
重さでクリックのところまで下がってきます。
なるほど、GODOX が
自社製品なのにTT350で使えるS-R1を出さなかった理由が良く解ります。
ただ
その欠点を考慮しても
ROGUE ラウンドフラッシュアダプター/スモール は私の評価では90点で
私にとって必要なもの、というのが現時点での判断になります
TT350は
軽量で使い勝手が良く、使用できる距離は短いですがハイスピードシンクロも可能と(素直にNDフィルター使った方が良いね)。
かなり撮影を助けてくれるアイテムです。
もっと大光量のほうが色々使えるとは思いますが
私は
TT350のサイズゆえの利便性だと考えておりまして
GODOX TT350(もしくはGODOX V350)以上の重いスピードライトは使いたくない
というのが正直な気持ちです。
アシスタントなしの場合は特にです。
ただ
スヌート、ドームディフューザー&バウンスカード、カラーフィルター類を使えないことが不便でした。
しかし2023年
ついに、その欠点を解消してくれる製品が他社から発売されたわけです
なんでGODOXから発売されなかったのか、は上記にある通りだと想像しますが
とにもかくにも嬉しかったです
多少の欠点も
今までの不便さから比べれば微々たるもので、ちょっとした工夫でどうにでもなるものばかりです。
※説明書によれば『ROGUE ラウンドフラッシュアダプター/スモール』は、Canon 430EXやNissin i60A等でも使えるようですね。
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