Lightroom Classicのバージョン8.4から
PNGでの書き出しが可能になりましたね。
さっそく8bit書き出してみたところ(8bit/チャンネルはPNG-8という意味ではないようで、ちゃんとフルカラー(各色8bit)で出力されているようですね)
まず、書き出し速度がかなり遅い。
Intel Core i5-9400F メモリ32GBで大体3コアぐらい使ってる感じで、全体で35%前後の使用率。
うちのPCだとTIFFは一瞬で書き出されるので、それよりデータサイズが小さいPNGでこの遅さ。
進捗状況を表示するプログレスバーがずっとゼロのままで動いたと思ったらいきなり100%になるあたり、いかにもPNG書き出しに不慣れな感じで初々しい(笑)
PNG書き出しにGPUとか使ってる様子は無し。
書き出されたファイルの容量はJPEGに比べて重い。
Z6の14bitロスレス圧縮RAWと、そのRAWデータをLightroom Classic で出力したPNGファイルのサイズはほぼ同じ。
まあ、よく考えたらPNGもロスレス圧縮だもんね。
ファイルサイズが似てて当然なのかも。
とはいえ
PNGの方は各色8bitって考えると、ちょっと容量デカすぎなのか?
ファイルによってはPNGの方がだいぶ容量を節約できるとかバラツキはあるのかも。
それでも
PNGなら
そのままWebサイトやSNSに載せられるし、大抵の端末で観れることができ、TIFFより軽量、と誰にでも手軽に渡せる無劣化な画像ファイル形式として
Lightroom Classicに搭載される意味はあるのかもね。
他、今回のバージョンアップでは
GPUを使用した画像編集の高速化とかカタログの展開のスピードも高速化されましたね。
カタログの展開はホント、前のバージョンに比べてかなり高速化されて良アップーデートだと思います。
GPUに関してはあまり実感がない。
現像中に一度だけ一部表示がバグったことがあって、今までにないバグだったので今回のアップーデートに関する影響の可能性もあり、気持ち的にはちょっと不安。
まあ、一度出たきりでその後は安定しているっぽいので大丈夫だとは思うけど、GPU関連の新機能追加や機能強化は最初バグだらけってイメージが強くて、パフォーマンスの向上という意味で使いたくなるんだけど、怖くもあり。
こういう時、NVIDIA Quadro P400を使っていることで多少は安定性の面で有利だったりするのかな。
PNGの書き出しの遅さやGPU関連のバグかもしれない不安定さはありますが、問題ないレベルで使えています。
細かいバグを修正したマイナーバージョンアップでさらなる安定化に期待かな。
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