なんで購入したかと言えば
もちろん動画で使うためなのですが
さらに言えば
過去のNIKKOR Z 20mm f/1.8 SやNIKKOR Z 85mm f/1.8 S購入時と同じく、昨今の不安定な社会情勢による物価の上昇、値上がりが怖かったからです。
実際、買ってすぐ在庫が無くなり値段が1.4倍くらい値上がりしてました。
現在は落ち着いてますが乱高下が激しく
ビックカメラではAmazonの1.4倍の値段のまま高止まりしていますね。
この雲台は繊細な機構を積んでるので、できればビックカメラで買いたいなあ、と思っていたのですが
この値段差はいかんともしがたく
博打でAmazonで購入しました。いまのところ問題はありません。
使い方ですが(私の使い方が正しいのかも疑問ですが)
写真撮影時はフリクションコントロールつまみは最大限緩くして使用し
パンハンドル、水平ティルトハンドル、パンストッパーを緩くして調整、キツくして固定します。
この使用においては何の問題もなく、つまり写真撮影に関しては全く問題のない雲台です。
次に
動画撮影時の使用方法です。
パンフリクションコントロールつまみやティルトフリクションコントロールつまみをキツくし、パンハンドル、パンストッパーを緩くして使用します。
つまり
通常はパンハンドルやパンストッパーを緩くしてしまうとカメラが固定できないくらいグラグラになってしまいますが、パンフリクションコントロールつまみやティルトフリクションコントロールつまみをキツくすることである程度の抵抗を残し、
パンハンドルを握って上下方向に動かしたり左右方向にカメラを振ることができ
パンハンドルから手を離せばカメラが固定されるくらいの抵抗が残っている状態になります。
この動画撮影時の使用感についてですが
調整が繊細で難しいですね。
理想は
パンハンドルやパンストッパーをかなり緩くしても、フリクションコントロールのキツさ加減で適度な抵抗が得られて欲しいところですが
実際はティルトフリクションコントロールつまみの加減だけでは緩すぎてカメラを固定することは難しく
パンハンドルの締め具合の加減も必要になってきます。
パンハンドル、ティルトフリクションコントロールツマミ両方のちょうど良い締め加減を探す必要があります。
さらに
動画撮影時に使用できるレンズは長さ的にNIKKOR Z 85mm f/1.8 SやNIKKOR Z 20mm f/1.8 Sくらいが限界で
それ以上に長いレンズや重いレンズ、例えば大三元等などを使用すると
上下方向でのカメラの固定は難しくなると思われます。
その場合は
上下方向に動かした後、パンハンドルをキツく締めて固定する必要があります。
再度上下方向にカメラを動かす場合はパンハンドルを緩め、カメラを上下方向に動かし、またパンハンドルをキツく締めて固定する、という流れになります。
本格的な動画専用の雲台や三脚は結構な値段しますが、
この商品がこの値段で抑えられているというのは、こういった部分かな?思います。
ただ
それを理解しているならちょうど良い商品と言えると思います。
■写真を撮る
■(そこまで本格的な雲台を必要とする動画ではないけど)動画も撮る
■ある程度軽量
といった場合にちょうど良い雲台ですね。私にとってはピッタリで満足しています。
もう1つ
私がSH-737HDを購入した理由は
クイックシューがDIN規格だからです
b-grip EVO を使用しているのでDIN規格のクイックシュー雲台が必要でした(ピークデザインのキャプチャーV3のスタンダードプレートは対応製品が多いアルカスイス互換だからいいよねー)。
※追記:結局ピークデザインのキャプチャーV3を買ってしまいました。しかし、プレートはスタンダードプレートではなくデュアルプレートにしました。理由はこちらから
で
b-grip EVO はSH-737HDのクイックシューに乗ることは乗るし、固定もしっかりされるけど、斜めに固定されるんですよね。
説明が難しいですけど、真っすぐ固定されずにちょっと右に向いて固定されちゃう感じ。
私はそれが嫌なので
SH-737HDのクイックシューのプレートの上にさらに Manfrotto 323を載せています。
クイックシューの上にクイックシューを重ね、さらに b-grip EVOのプレートで
カメラがしっかり固定できるのか?
って懸念を抱く人はいると思います。
少なくても、重いカメラ、重いレンズでは不安になりますよね。
Z6/Z7シリーズとZマウントF1.8シリーズレンズで写真撮影時にしっかり固定されているという意味で「使える」というのが私の感想です。
SH-737HDの持つ「ちょうど良さ」を見極めることができないと難しい商品だと思いました。
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