Z6とShuttersnitchの組み合わせは最強じゃないかな、みたいな内容の話を書きましたが、現実はそう甘くはありませんでした。
上手くいかない理由はZ6側とShuttersnitch側、両方にあります。
まずZ6の問題点。
Z6のWi-FiはONにすると、設定された時間なにも通信がなければ自動でOFFになる。それはべつにいい。省電力のためでしょうから。
ただ、自動でOFFになると次回、自動でONになってくれない。
例えば、シャッター半押ししたらWi-Fiが自動でONになってほしい。
次にShuttersnitch側の問題。
ShuttersnitchはWi-Fi接続時にZ6で撮った写真は自動で画像ファイルが転送されます。
しかし、Wi-Fi未接続の時に撮った写真は、あとでWi-Fiに接続しても自動では転送されません。
これの何が問題か、というと
撮った写真をShuttersnitchに自動転送させたいのであれば、撮影前に必ずWi-FiをONにする、という手間が発生すること。
また、Wi-fi未接続時に撮った写真はiPadをカバンから取り出して手動で転送させる手間が発生すること。
これは面倒くさい。
もっとも現実的と思われる解決策は
Shuttersnitch側がWi-Fi接続時に未送信の画像があった場合は自動で転送するような仕様になること。※残念ながらShuttersnitch側での対応は不可能という回答でした。理由はZ6でPTP/IPが動かないからだそうです。
二番目はZ6のWi-Fiが電源ON時やスリープからの回復時に自動でONになること(そういう設定が任意で選べるようになること)。
上にもかきましたがZ6はWi-fiをONにした場合、何も通信が発生しない時間が続くとWi-FiがOFFになります。
OFFになるまでの時間は「半押しタイマー」で設定された時間です。
だから、再度シャッター半押ししたらWi-FiもONに戻ってほしいんですよね。
また、Z6の電源をOFFにしても通信がある限りWi-Fiがつながり続けますが、これも通信が終了したらWi-fiが切れます。
だから、再度Z6本体電源をONにしたならWi-fiもONにして欲しいんですよねー。
ただ、それはShuttersnitchを使用している私の都合であって、Nikonとしてはわざわざバッテリーを消耗するような仕様にはしたくないでしょうねえ。Nikonがそういう設定を用意する可能性は低いでしょう。
仮にNikonがそういう設定をファームウェアアップデート等で用意したとしても、電波の状況が悪いとかでWi-fiが未接続の状態は出てくるわけで、再接続後に未転送の画像ファイルが自動転送される設定がShuttersnitch側にないと完璧な環境にはならないんですけどね。
D750でFlashAirとShuttersnitchの組み合わせのような完璧に近い環境をZ6とShuttersnitchで構築することは不可能となりました。
スタジオ撮影等、しっかり構えて撮影できるときは毎回Wi-FiをONにする余裕があるので問題ないんですけどね。
※2019年6月5日以降の感想
Z6/Z7とShuttersnitchの使用について
上の記事で「私の理想通りに使うのは難しい」と書きました。
で
結論として
Shuttersnitchの月額課金をSTOPするのか継続使用するのか
ですが
一応、継続して使用することにしました。
理由は
完ぺきではないものの工夫次第でどうにか使えるから
です。
その工夫ですが
まあ、工夫というほどのことでもありません。
まず
できるだけ撮影前にWi-FiをONにする。そのために i メニューにWi-Fiのメニューを設定しておく。
それでもWi-FiをONにし忘れることはありますし、電波状況が悪くつながっていない時もある。
その時はShuttersnitch側の操作で手動でインポートする。
手動でインポートする際は、未転送の写真を選ぶ必要は無く、全選択でインポートすればいい。
全選択しても転送済みのデータは重複せず未転送のデータだけ転送されるのし、未転送のデータは転送済みのデータの間に入りファイル名の順に並んでくれる。そのことが、手動で転送する際の手間を大幅に軽減してくれる。
なので、Shuttersnitchは完璧ではないものの使っていけるかな、と。
コメント