Z9のAFの何を期待していたのか
という問題なんですが
多くの人のイメージはたぶん
ニコンデジタル一眼レフフラッグシップ機のAFを超えた
ってことだと思うんですよね
で
何をもって超えたというのが人それぞれというか曖昧と言うか
解らないから一点での性能を見て
D6より下って結論とかになるのかな、たぶん
なんでニコンは「弱い」とされるAFにしたのか(クロスタイプではないAFでフラッグシップ機を出そうと思ったのか)
1つ考えられるのは
コントラストAFの性能が
「ニコンの(像面位相差)AF弱いな」って思わせるぐらい早かったから
ではないでしょうか。
つまり
像面位相差AFの弱い暗所等の性能はコントラストAF(ハイブリッドAF)で十分に補える
って感触だったんじゃないかなー、と。
私は一眼レフよりミラーレスが好きで
その理由の圧倒的1位が
AFが正確だから
です
一眼レフ時代は
1ヶ月に一度はピント調整してました。手間でした。
それでも
ピントが合った
といって撮った写真を見ていると
微妙に甘いことが多々
仕方なく背面液晶のコントラストAFで撮っていたことも。
ただ
いくら正確だからといってもコントラストAFの遅さは使い勝手が悪すぎた。
像面位相差AFは、早さと正確さを両立した神がかったAFだと思いましたね。
一眼レフの位相差AFは
クロスタイプであったり等、構造上で暗所や低コントラストの被写体でも動く幅が広いのかもしれないけど、やや不正確
像面位相差AFは
一眼レフの位相差AFより動く条件の幅は狭いかもしれないけど、動きさえすれば正確
という特徴があり
私は
合ったと宣言したなら正確であれ
と思うのでミラーレスが好きなんですよね
後はもう
使う人によってどっちのAFがいいのか変わってきますよね
十分なAF精度だから過酷な環境でも動いてくれよ
って思うなら一眼レフ機のフラッグシップのAFの方が使えるだろうし
家に帰って現像してたらピントが甘い写真が多くて凹んだ
そして、自分がカメラを使う環境で一眼レフじゃなきゃダメな環境なんてほとんどないよ
って人にとってはミラーレス機のAFが最高なんだろうし。
それでいて
像面位相差AFなら全画面で位相差AFが効くし
ソフトウェアで被写体の捕捉能力もどんどん向上させられるし
ニコンとしては
一点においてD6に劣ることがあっても
AFトータルの使い勝手では圧倒的に像面位相差AFに軍配が上がる
と思っての採用なんだと思う
上に書いたコントラストAFのスピードアップもその1つだよね。レンズもコントラストAFでもスピード出そうに作ってあるみたいだし。
それでも不思議におもったのが
ニコンと言う会社が
過酷な環境下でもAFが動く
という部分を捨ててトータルでの性能をとったことですかね
ニコンならそういう部分は頑なにこだわって結果
多くのユーザーに響かない性能を追求する
ってイメージだったのに
よくまあ
そういうこだわりを捨ててトータル性能をとったよなぁ
愚直なニコンらしくない賢い選択だと思います
それだけ
トータルでD6を超えるAF性能を実現できる自信があったんでしょうね
一眼レフの位相差AFに劣る部分があると言っても、必要十分な性能は大幅に上回ってると思いますしね
ここらへんZ9持ってないから想像だけど(笑)
ソフトウェアで性能が向上するって書いたけど
そのソフトウェアの部分、ニコンは弱いってイメージあるよね
ニコンがZ7やZ6を出した当時は後出しなのに瞳AFがソニーに圧倒的に負けてたり
現像ソフトの使い勝手とかみても、まだまだ弱いイメージある。
それでも
今ではZ6のAFが大幅に進化したりしてるので
決してソフトウェア部門が弱いワケではないと信じたい。
Z9はファームウェアアップデートで大幅に進化すると思う。
そうそう
被写体検出[オート]ってなんか微妙に鈍そうじゃない?
被写体を設定で
人間のみ、動物のみ、車のみ、バイクのみ、自転車のみ、鉄道のみ、飛行機のみ
と限定することで
現状どこまで高速化されてるか解らないけど
限定時の徹底したスピードアップは期待したいよね。
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