LightroomでRAWを読み込むとき
カメラ内の設定はどこまで反映されるのか
検証してみました。
■反映されるもの
ピクチャーコントロール
ホワイトバランス
輪郭強調
高感度ノイズ低減
アクティブ-D-ライティング
コントラスト
色の濃さ(彩度)
■反映されているがRAW内に記録されているので変更できないもの
ヴィネットコントロール
■反映されてないもの
明瞭度
ミドルレンジシャープ
明るさ
■解らないもの
トーンカーブ
Creative Picture Control ※追記
詳しく説明すると
・ピクチャーコントロールはLightroomで「プロファイル」として反映されています
・ホワイトバランスはLightroomで「色温度」「色かぶり補正」として反映されています
・輪郭強調はLightroomの「シャープ」として反映されてます、ただし下記に※注1アリ
・高感度ノイズ低減はLightroomの「ノイズ軽減」で反映されています。
・アクティブ-D-ライティングはLightroomの「ハイライト」「シャドウ」で反映されています
・コントラストはLightroomの「コントラスト」で反映されています
・色の濃さ(彩度)はLightroomの「彩度」で反映されています
・ビネットコントロールはRAW内で反映されていますがLightroomでいじることはできません。Lightroomの「レンズ補正」の「手動」の「周辺光量補正」や「効果」の中にある「切り抜き後の周辺光量補正」で反映されているかと思っていましたが、補正内容はRAW内反映でした。
・明瞭度はLightroomの「明瞭度」で反映されるかと思いましたが、反映されていませんでした。RAW内でも補正は反映されていないようです。
・ミドルレンジシャープはLightroomの「テクスチャ」で反映されるかと思いましたが、反映されていませんでした。RAW内でも補正は反映されていないようです。
・明るさは反映されていませんでした。RAW内でも反映されていないようです。
・Picture Control Utilityでいじったトーンカーブは多分、反映されていません。Lightroomのトーンカーブには反映されていませんし、RAW内でも反映されていないような感じです。確信できるほどハッキリは解らなかったので「解らない」にしています。
・追記:Creative Picture Control 、ドリーム、モーニング、ポップ、サンデー、ソンバー、ドラマ、サイレンス、ブリーチ、メランコリック、ピュア、デニム、トイ、セピア、ブルー、レッド、ピンク、チャコール、グラファイト、バイナリー、カーボンで撮った写真をLightroomで読み込む場合、例えば適用度を20にした場合、適用度が20ではなく100でLightroomに読み込まれました。全てがそうと確信できるほどハッキリとは解らなかったので「解らない」にしています。
※注1
カメラ側の輪郭強調が0の場合Lightroomの「シャープ」も0になりますので、カメラ側で輪郭強調が-1以下になってもLightroomの「シャープ」は0よりも下がらず反映されません
今回の検証でシャープについて気づいたこと
Z6の輪郭強調はLightroomの「シャープ」の「半径」で2になるんですね。
2は輪郭太いかな、と思いますので
Z6のシャープは輪郭太いかも。
時々
「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S、NIKKOR Z 50mm f/1.8 S、NIKKOR Z 85mm f/1.8 Sはシャープだけど輪郭線が太い」と言われることがありますが、もしかしたらそれはカメラ内JPEG化の時に起きる現象なのかもしれませんね。
※あくまで私が自分で検証し、私の感覚の部分がありますので正確さに欠けるものもあります。例えば「ヴィネットコントロール」は、目視で反映されていると感じただけで、本当に反映されているかは解りません。同じく「明瞭度」や「ミドルレンジシャープ」は目視で反映されていないと感じただけで、実際は反映されている可能性もあります。
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[…] 「Nikon Z6のRAWをLightroomの『カメラ設定』で読み込んだ場合に何が反映されるのか」 […]
[…] 「Nikon Z6のRAWをLightroomの『カメラ設定』で読み込んだ場合に何が反映されるのか」 […]